2020年11月 萩市では唯一の「在宅療養支援病院」が始まりました!
玉木病院では“急性期病院”から、慢性期に加え、
回復期などの“在宅医療”にも力を入れる病院に3年前から検討を進め、
最大規模の「訪問看護ステーション」を院内に設置した他、
2020年11月からは市内初となる「在宅療養支援病院」に認可されました。
“救急”など特殊な医療は、公的機能を持つ新病院にまかせ、
民間病院はより住民に身近で需要の増加も見込まれる「在宅医療」にシフトするなど、
市内病院間の役割分担が進んでいます。
「在宅療養支援病院」とは、住民の皆さんが住み慣れた地域で安心して療養生活を送れるよう、
24時間の往診(医師)と、24時間の訪問看護(看護師)を提供する
ことにより、緊急時にご家庭に赴き、また直ちに入院できるなど
必要に応じた医療・看護を提供できる病院のことです。
在宅療養支援病院として登録できる要件
- 当該医療機関において、24時間連絡を受ける医師または看護職員を配置し、
その連絡先を文書で患家に提供していること。 - 当該医療機関において、他の保険医療機関の保険医との連携により、
患家の求めに応じて24時間往診可能な体制を確保し、
往診担当医の氏名、担当日等を文書で患家に提供していること。 - 当該医療機関において、訪問看護ステーション等の看護職員との連携により、
患家の求めに応じて、医師の指示に基づき、24時間訪問看護の提供が可能な体制を
確保し、訪問看護の担当看護職員の氏名、担当日等を文書で患家に提供していること。 - 当該医療機関において、又は他の保健医療機関との連携により、
他の保健医療機関内において、在宅療養患者の緊急入院を受け入れる体制を確保していること。 - 医療サービスと介護サービスとの連携を担当する介護支援専門員(ケアマネージャー)等 と連携していること。
具体的に対応している管理や処置
- 人工呼吸器指導管理
- 在宅酸素療法指導管理
- 中心静脈栄養指導管理
- 経管栄養指導管理
- 褥瘡管理
- 膀胱留置カテーテルの管理
- 人工肛門の管理
- 気管カニューレの管理
- 痰吸引が必要な方の管理
- 排便コントロールが必要な方の管理
- 疼痛管理
- 在宅看取りを希望されている方の支援
在宅カンファレンス
訪問医療は、患者さんの容体やご家族の状況に併せて、
迅速な対応の変化が必要となるため医師・看護師・リハビリスタッフ等を交えて
定期的なカンファレンスを行い、情報共有に努めております。
もし容体が急変したら
ご自宅で体調に異変があった場合は、連絡をいただければ、
すぐに対応させていただいております。
その人らしい終末期を迎えるために
当院は在宅療養支援病院の認可をいただいていることから、
患者さんやご家族が望む終末期を全力でサポートいたします。
在宅医療を受けながら、ご自宅で最後を迎える「看取り」の対応も可能です。
患者さんやご家族と相談し、一人ひとりに合わせた支援体制をとることを基本とさせていただいております。